クラスの成長を感じる時

先週、パイプラインをやりました。パイプラインは、短いパイプ(半分にカットしたもの)を1人一本持ち、ピンポン玉やビー玉などをみんなでパイプを繋ぎながらゴールのカゴまで運ぶものです。パイプは、大工会社の子供たちが、学校にある感熱紙や印刷用マスターの筒を半分にカットしてくれました。 実は1学期にも一度やっています。その時は、直線でのチャレンジでしたが、なかなかうまくいかず、途中で一度振り返りをしてもう一度チャレンジしました。ケンカやトラブルもあり、でも最後には成功して喜ぶ姿が。 しかし、今回は直線はあっさり成功。そしてコーンを回って戻ってくるという、難しいチャレンジ。すると、意外にも時間内に成功するグループがほとんどでした。そして、自分たちでチャレンジを難しくしてまたやっていました。最後何秒かを残して、最後のグループが、カゴまで到達。しかしカゴには入らず。みんながわぁー!と倒れました。でも、子供たちはニコニコしていました。とにかく雰囲気が温かい。プラスの言葉を意識してやっているのがわかります。そして、だんだんジャッジも厳しくなり、真剣に楽しんでいるのがわかりました。 最後の振り返りでは、「正直」という言葉がキーワードになりました。「プラスの言葉がたくさん聞こえた。」「みんなが笑顔だった。」という意見。しかし、「正直にやれた。」という意見が出ると、「これぐらいはいいか。という言葉が聞こえた。」「成功したけど、ちょっとまぁいいかみたいなことがあった。という意見も。「チャレンジが成功して続けているうちに、だんだん『あ、今のはダメだからもう一回!』という感じになったよね。」と、私も話しました。(黙っているつもりが、ついつい言ってしまった。) 今日のチャレンジを3学期にどう生かすかは、「取り組みに対して、自分で正直に判断すること。」となりました。 同じチャレンジをして、クラスの成長を感じられる時間になりました。 もうすぐ2学期も終わります。冬休みを楽しみにしている子供たちです。