昨年を振り返って

コロナウイルス感染症で学校も大きく変わった。休校もあり、分散登校もあり、いろいろ大変だったが、子供たちが登校することができた。

昨年のことを少し振り返りたいと思う。

まずは1学期 ①ホワイトボード・ミーティング®

1学期は国語の授業で主に取り組んだ。子供たちはホワイトボード・ミーティング®に取り組んで6年目の子も多くいる。途中、中学年で取り組まなかった子もいるが、4年間は全員取り組んでいる。なので、ペアトークはもちろん、企画会議などもスムーズに行えた。机を離したり、座る場所を考えたり、ソーシャルディスタンスを保ちながらも温かい雰囲気で話すことができた。積み重ねの大切さを感じた。

 国語の単元「みんなで楽しく過ごすために」を縦割り活動とからめて取り組むことにした。1年生を学校探検に連れていくという活動をこれにあてた。「1年生が学校が楽しそうと思える学校探検を企画しよう。」と話し合い、準備。手をつなげない、あまり近づいて話せない、そんな条件の中でも、スタンプラリーを用意したりメダルを作ったり、その教室の先生の写真を撮って見せたり、様々な工夫をしていた。縦割り遊びも一度だけできたが、この方法で行った。 また、1年生にペアトークのモデルを見せるという活動もした。朝学習の時間を使って、6年生が丁寧にペアトークのやり方を教えた。とても微笑ましい光景だった。 ②マインドマップ®

 マインドマップは5年生から取り組んでいる。今までは私が板書して見本を書くことも多かったが、今年度は子供たちが自分で好きなようにまとめている。必要な項目や言葉はおさえ、あとは自分でどうぞ!という感じ。見ごたえのあるマインドマップ®が続々と出てきた。子供たちの力のすごさを感じた。マインドマップ®はノートに書くのが苦手な子でも楽しんで書くことができる。租税教室で話を聞きながらマインドマップ®にまとめる子も出てきた。自分からどんどん使えるようになっている。 ③クラス通貨

 フリーランスティーチャーで活躍されている田中光夫さんの本で知り、取り組んだ実践。今まではお金のために頑張るのはどうなんだろう…と思っていたが、やってみると効果抜群だった。 今まで係りの仕事や当番をなかなかやらなかった児童も、率先してやっている。しかも楽しみながら。この方法はとても楽しい、みんなのやる気もアップすると子供たちは言っていた。

 通貨の単位は「よっしー」にした。係の仕事をすると1よっしー、テストで100点取ると1よっしー、などとみんなで考えて使い道を決めた。 給食のオークションは楽しい。あまった冷凍ミカンをおかわりしたい人はオークション。「5よっしー、6よっしー・・・10よっしー、15よっしー!」1度牛乳が20よっしーになったことがある。唐揚げは、何と85よっしー!また、子供たちの企画で「よっしージャンボ宝くじ」が毎週行った。1枚2よっしーで買い、当選するとよっしーがもらえる。毎週盛り上がるので、とても楽しい。 友達に手伝ってもらったときにお礼として渡していることもある。自分の気持ちとして渡している。 こういうやり取りは賛否両論あると思うが、子供たちの反応や様子を見ていると、楽しい!に尽きる。 ③生活指導夕会

これは職員の話。毎週行われている生活指導夕会を、ペアトークで行ってから全体共有にしている。ペアは毎回くじで決め、自分のクラスで心配なことなどを話している。定例進捗会議の2人版。これも温かい雰囲気に包まれてなかなかいい感じだ。

④模擬授業検討会 これも職員の話。模擬授業を行い、学習者の目線で授業を検討する。これは2年目の取り組み。若手もベテランも関係なく、学習者になって話し合えた。 分散登校明けは、あっという間の1学期だった。 そして、6年担任の時には必ず用意する愛だるま。卒業式に目を入れよう!と教室に飾った。 f:id:akika-ainoarukurasu:20210115213143j:plain