今年の新年大抽選会は、おみくじにしました。いつもはご褒美カードをクジにして引いていますが、今年はおみくじを作ってみました。

いつもはこんな感じ。

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今年はこれ

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中に一枚だけ超レアなおみくじか入っています。(分かるかな?)

毎年年賀状に番号を書いておき、冬休み明けに持ってきてもらい、抽選会をやっています。

子供たちの反応はどうかなぁ。楽しみです!

算数の学び合い その後

以前のブログで、算数の授業で学び合いをしていると言いました。 今日は、その後の様子をお話ししてみようと思います。 授業のはじめに、ミニレッスンをする時もありますが、課題をすぐに書いて始める時もあります。 子供たちには、「席をグループにしても好きな場所に移動してもいいよ。」と伝えていますが、子供たちはあまり動かしません。まずは自分の時間をつくる子が多いです。後ろを向いてやる子もいれば、自由に動き回ったり、後ろのマットスペースで輪になってやる子もいます。どちらかといえば、机を動かさずに(担任に似て面倒くさがり?)みんながあちこちに動き回っている印象が強いです。 男女問わず頭を寄せ合いながら課題に向かう姿が当たり前になりました。何より集中力がすごい。全員がゴールするためにずっと話し合っている子供たちです。ゴールしていない子が少なくなり、時間がある子は、難問を解いたりドリルをやったり、それぞれのやりたいことをやっています。 課題は、「〜について、図や数直線などを用いて2人または3人に説明する。」とか、教科書にある「したがって」を使って説明する、算数用語を使って説明する、のように、その時の内容によって考えています。課題をどうするかを、これからもっと考えていきたいです。 説明が終わると、自分の名前のマグネットを「スタート」から「ゴール」に移動し、ノートに説明を書きます。このマグネットを見ながら、ゴールした子は動き回ります。最近は、ほとんど時間内に全員がゴールするようにぬりました。 最後の五分でランダムにクジで当たった子が前で説明します。ノートを提出して終了です。 説明をする友達は新しい関係性を求めて、いろいろな友達として欲しいと話しています。いいのかどうかわかりませんが、名簿を全員に配って、説明した友達に印を付けています。ノートには、聞いた人がサインしているのですが、最近では英語の筆記体で名前を書くのがブームです。英語の授業で、アルファベットを聞いて練習する子も。いろいろなサインを集めるのも楽しいようです。 ノートの説明もよくなってきました。とにかく書き続けることで、だんだんよくなるのだと、子供たちの様子を見て実感しています。けれは、ホワイトボードミーティング®︎もマインドマップも同じ。失敗OK、マネもOK、やっていくうちにどんどん力が付きます。 3学期は単元でいくか、子供たちと相談して進めていきたいと思います。

二学期の実践

先生の好きな教科は何かと子供たちに聞かれ、「体育だけど、算数も好きかなぁ。」と言ったら、「えっ?じゃあ何で算数教えないの?」と言われました。いつも算数の時間に、学び合いの様子を見ているだけなので、先生は楽をしているなぁって言われます(笑)

二学期は、娘の野球ぐ毎週のように試合になり、なかなかブログを更新できませんでした。久しぶりに実践した事をお知らせします!

社会では最初の5分で早押しクイズをグループでやり、終わったら課題を提示。「〜につい説明する。」というものです。

その後に視聴覚教材を見たり、教科書を読んだり資料集を読んだりしたら、マインドマップを使って、それぞれがまとめます。最後に課題に対する説明の文を書くという流れ。子供たちは夢中になって書いています。 はじめはなかなか時間内に終わらない子もいましたが、今ではすらすらと書けるようになりました。マインドマップと文章のコラボです。 算数の学び合いは、単元を通してやりたいと思っていましたが、子供たちは毎時間、課題を出す方がしっくりくるらしく、単元を通してはやりませんでした。私の学び合いが、学び合いになっているかどうかはわかりませんが、子供たちの理解は確実に深まっています。あの集中力はすごいです。とにかく算数が分かった!楽しかった!ということが嬉しいです。 理科はマインドマップを中心に取り組みました。授業の中で一枚にまとめることができています。もう、話を聞きながら、教科書を読みながら、どんどんマインドマップに書けるようになりました。子供たちの力ってすごい! 国語や保健、家庭科は、ホワイトボードミーティング®︎で進めました。調理実習も、役割分担会議で進めると、調理本番は子供たちがどんどん進められて、私は写真を撮ったり評価したりと、じっくりできました。参観した保護者が驚いていました。 とにかく、二学期は自分たちで学ぶことが楽しいと実感できました。そして二学期最後の探求発表会では、発表ソフトを使い、探求した事をプレゼンにしました。アニメーションや音も入れて、見応えたっぷりの発表でした。みんないろいろなことが知れて楽しかったようです。 三学期もいろいろチャレンジしていきます!

学芸会が終わりました

今年度は周年行事があるため、学芸会が早まりました。

当日はとても暑く、締め切った体育館は蒸し風呂状態でした。子供たちも私たちも汗だくになっていました。やはり学芸会は秋の終わりがいいなぁと思いました。

さて、今回の学芸会は、いつもと違って私達教師が熱く語ることなく、子供たちのペースを大事にして練習をしました。

主役やメインの役を演じる子、通行人をしながらスポットや音響、幕の係をやる子、それぞれが、それぞれの思いをもちながら練習をしてきました。 練習時間も、体育館の割り当てだけを使い進めていきました。(最後の週に2時間程多目的室で練習しましたが・・・。)子供たちがどんな学芸会にしたいと思っているのか、どう取り組みたいのか、それを大事にしたいと思っていました。しかし、練習していくうちに、イライラしてしまい、なかなかおしゃべりが止まない練習風景を見ながら、先生たちはこんなにやっているのに…。という押し付け感を出してしまったのです。すぐに反省しました。子供たちにも「嫌な怒り方をしてごめんなさい。押し付けてもいい劇にはならないよね。」と話しました。

「全力で」「悔いのない」などは、子供たちの本心から出ているのだろうか。どんな風に練習したいと思っているのか。子供たちだけで話し合ってもらいました。「一人一人のチャレンジや思いは違う、その思いをお互いに尊重しながらやろう。そして、何より学芸会を楽しもう!」と告げました。

すると、だんだん練習が進むにつれて、子供たちの動きが変わってきました。家で練習し、自分の演技を考えてくる子、台詞の言い方を工夫してきた子、そして、スポットや音響、ピアノなど、自分の分担を責任をもって行う子。劇がどんどん出来上がっていきました。真剣な様子に、私も真剣にアドバイスをしていきました。

そしてリハーサルの日、驚くほど良い劇になりました。子供たちの力って、すごいんだなぁと、改めて思いました。

本番当日、劇が始まる前に聞くと、「緊張している人」よりも「楽しみでワクワクしている人」がほとんどでした。劇が終わると、児童も保護者もたくさんの方が感動し涙を流していました。こんなに保護者の方が泣いている学芸会は初めてでした。

終わった後の達成感は、子供たちの表情に表れていました。それぞれのチャレンジが成功したということなのだと思います。「子供たち自身の力」ということを強く感じた学芸会でした。

授業でホワイトボードミーティング®︎

ホワイトボードミーティング®と出会い、授業で取り組んでからから5年、もう6年目になります。

今、「主体的・対話的で深い学び」と言われていますが、このホワイトボードミーティング®はまさにその学びであると言えます。

いつも言っていますが、今では単なる手法ではなく、学級経営の核になる理念として私の体の一部になっています。子供たちの心を温め、自分らしくいていいよ、と承認される活動です。何より、子供たちが自分たちの力で進められます。私は学び合いと同じく、じっと子供たちの様子をアセスメントしています。

この夏に学校の視聴覚室の壁全面にホワイトボードが取り付けられました。1クラ全員が一斉に会議できる場です。ワクワクしながら9月に何度も使いました。これからもどんどん使っていきます。

さて、今日は具体的な実践例を紹介します。

☆高学年国語「討論会をしよう」

①教科書を読みながら討論会の流れを確認する。単元の流れを知る。(国語のCDを使って討論会のモデルも聞かせた。)

②討論会で話したい内容について話し合う。ミニホワイトボードにグループから出た意見を書き、全体で共有。そこからテーマを決めました。今回は「タイムマシンに乗るなら過去へ行くか未来へ行くか」「住むなら都会と田舎どちらがいいか」「夏休みにいくなら海か山か」に決定。(内容は子供たちが決めたのでそのままお任せ)

③グループを決めて、情報収集。

④グループごとに企画会議の手法で討論内容を考える。企画会議よりも時間を多くとり、一人5分話して発散。エピソードを入れることで、より具体的な話になる。採用したいアイデアを収束で話し合う。最後に実際にどの意見にするかを活用で決める。

⑤ワークシート(私は今回はノート)に意見をまとめたものを書き、ホワイトボードの内容は写真にとって印刷。役割分担や具体的な内容を話し合い、リハーサルをする。(2時間)

⑥討論会を行う。(3回)

☆低学年国語「あったらいいな こんなもの」 ①教科書を読み、単元の流れを知る。あったらいいなと思うものを考える。

②ペアで「あったらいいものというと」でオープンクエスチョンしながらペアトーク。具体的な内容が出てくるので、面白い。

③ミニホワイトボードに書かれたことをもとに、原稿を書く。

④紹介カードに自分が考えたものを絵と文章で表わす。

⑤発表会

(私は中学年を担任したことがなく、実践がないので、載せられず。すみません。)

他にも「友達紹介文を書こう」「俳句を書こう」「歴史人物についてまとめよう(社会)」「月というと(理科)」など、あらゆる活動でも取組むことができます。もちろん、振り返り作文や物語の感想などにも。ミニビブリオバトルのプレゼンづくりにも使っています。

私は「話し合い活動」というよりも、子供たちには「聞き(聴き)合い活動」なんだよと、話しています。「今日も聞き合い活動しまーす。」と言っていたこともありました。オープンクエスチョン、相づち、そして聞いて書くを通して、自分が話すことだけでなく、友達の話を聞くことを大切にしてます。

ホワイトボードミーティング®と出会ってから、できないことや取り組まないことの裏にある不安や気持ちに、思いをはせるようになりました。アセスメントすることの大切さを学んだとも言えます。

最初からできなくて当たり前。繰り返し愚直に続けていくことで、子供たちの力は花開き、いろいろなことをぐんぐん吸収していきます。そこまで続けられるかが大切なのだと思います。みなさんもぜひ、続けてみてください!

 

算数の学び合い

 夏休み明けから体調が悪く、病院へ通ってばかりでした。やっと落ち着き、元気になりました。(結石ができたり、腫瘍ができたり→良性でしたが・・・大変でした。)

 さて、2学期が始まり、あっという間に1ヶ月が経ちました。今年度は周年行事があるため、学芸会が10月の頭になり、忙しい毎日でした。来週に控え、楽しみです。

 そんな中でも、算数での「学び合い」、マインドマップやホワイトボードミーティングを使った授業、そして総合での探究など、日常の学習は粛々と行われています。

 算数の「学び合い」では、課題に夢中になって取り組み、全員がクリアするために、みんなが動いているのが見えるようになりました。私の課題の設定が悪く、反省することもしばしば。しかし、男女関係なく説明したり、一緒に考えている姿は本当に微笑ましく、学習の中で関係が育まれていくことに、幸せを感じています。また、今は自分の説明をノートに書くことを大切にしています。説明したことを文章化するのも苦ではなく、さっと書けるようになってきました。

 校内事情で算数が少人数算数ではなくなり、クラス算数になったのをきっかけに、全員で学び合いにチャレンジできるようになりました。子供たちの「振り返りジャーナル」を読むと、

「クラス算数になってから、算数が楽しくなった。○○君や○○君が優しく教えてくれてすごく楽しい。」

「前よりもたくさん教えたり説明したりできるようになった。」

「学び合いで算数をやるようになってから、なんか早く終わるようになった気がします。今までは教えてもらうことが多かったけれど、最近はたまに教えに行ったりすることも増えてきたなあと思う。」

「人に教えてもらって分かったときは、すごくスッキリします。人に説明してわかってもらうとすごくうれしいです。」

「分からない人に教えたり説明したりするときに、『あ、そういうことか~。』『なるほど、分りやすい。』などと言ってもらうとうれしいです。他の人と考えるほうがいろいろなやり方が出るし、『こうなるんじゃない?』とか言い合えるのが楽しいです。」

などと、いろいろなことが書かれています。課題を聞くと、

「同じ人ばかり関わっているので、もう少しいろいろな人とチャレンジしたい。」

「わかっ自分が考えているときに話しかけられると、分らなくなってしまう。」

「説明が早すぎて分からない時がある。」

などと書かれていました。このことについては、みんなで共有し、対策を考えました。とにかく算数は学び合いでやりたい!というのが子供たちの感想です。私も子供たちの様子がしっかりとアセスメントできるので、学び合いは本当に素敵だなと思います。

次回はホワイトボードミーティング®を使った授業について話します!

幸せな時間

昨日は年に一度の夏休み恒例の同窓会がありました。昨年も書きましたが、この日は夏休みの大事な行事になっています。特別支援学級の担任だった頃の子供達、保護者が集まります。今年も総勢25名になりました。「仕事で行けなかったけれど、来年は行きます!」と連絡をくれる子もいます。みんな本当に楽しみにしてくれているのが私も嬉しいです。 毎年、1日の流れは同じで、お昼に流し素麺、その後ボーリング🎳かカラオケ🎤、帰ったらビンゴ大会! 当時、補助員をやってくださっていた仲間2人も、毎年手伝ってくれています。 毎年毎年、成長する姿が見られて、本当に幸せです。 準備も片付けも、みんな子供達でやってくれます。なので、私もフリーな時間が多くなり、今やっている仕事のことや、学校の事などたくさん話すことができました。 仕事頑張っているんだなぁとか、就職に向けて頑張っているんだなぁとか、本当に聞いていて楽しかったです。 そして、ボーリングをしていても、上手になっているみんなぬびっくり!盛り上がりました。最高の笑顔が見られて幸せでした。 いつもお母さん達とはゆっくり話すことができないので、今度は母の会をやろう!となりました。お母さん達と話しながら、自分にできることは何かないか、考えさせられる1日にもなりました。 こうやって教え子の成長を感じることができる私は、本当に幸せ者です。 また来年も集まります。ずっと続いていけたらと思います。 f:id:akika-ainoarukurasu:20180815125209j:plain