高学年
高学年では算数は習熟度別で、英語と理科は支援員さんがいる、校務軽減で社会は講師の先生、図工と音楽は専科です。なので、自分の授業が国語と道徳、体育、家庭科、総合、学活だけになりました。
なかなか時間割が難しく、1日のうちで私の授業がない日や1時間だけの日もあります。ちょっと寂しい。
そんな中でも、隙間の時間を見付けては読み聞かせや会社活動をしています。朝のサークルではペアトークを繰り返してきました。子供たちの吸収力はすごい!だんだん力を発揮してきています。昨年は低学年の良さを感じた一年でしたが、高学年の良さを感じている今日この頃です。 以前も書きましたが、今年度は安心・安全が第一のテーマ。だいぶ誰でも安心して話せるような雰囲気になってきました。ここから次のステップに行こうと思います。みんなの学校
一人一人が安心して自己選択できるクラス
新年度が始まり10日間。子供たちといろいろなことを話し合い、意見を共有してきました。子供たちは新しい学年にキラキラした期待や意欲を見せています。
話し合いもいろいろとやりました。今日はその一つを紹介します。
給食の配膳台を拭くことについて話し合いをした時に、「やりたい人がやればいい。」「いやな人はやらなくてもいい。」という意見がでました。結構大多数がそういう考え。でも、積極的にやりたい子はそういないですよね。だから、それぞれがどんなことを考えているのか、本音を出し合いました。私はじっと我慢して最後に一言だけと決めていました。
意外にも子供たちがたくさん本音を出し合うことができました。こんなこと言ったらという意見でも、気持ちを素直に言っていて、お互いの気持ちを共有できました。いい時間でした。
この日のジャーナルには、それぞれの思いがたくさん書かれていて、読み応えがありました。「話し合いで、初めてこんなに素直になれた。」「自分と違う意見を聞いて、気持ちを知ることができた。これからも自分と違う意見をしっかり聞いて考えたい。」「絶対にやりたくないと嫌々やっていたけど、みんなの意見を聞いてやってみようかなと思った。」などなど。全員のジャーナルを一覧にして(名前なしで)次の日に読み上げました。私からは、「みんなの考えたことを受けとめるけど、常にそれでいいのか、問い続けていってほしい。」と話しました。そして、チャレンジバイチョイス(PAの考え方で、私が大事にしているもの)の話をしました。
すると、次の日に「絶対に配膳台はやりたくない!」と言っていた男の子たちが「今日は僕たちでやってみようかな。」とやり始めました。なかなかまんざらでもなさそう。子供たちが自分たちでクラスを変えた瞬間です。ちょっと胸が熱くなりました。
これからも子供たちを信じて考えを共有し、自己選択していってほしいと思います。
読み聞かせの絵本 パート2
読み聞かせの絵本シリーズ第2弾!子供たちに人気があったものを紹介します。
私が学級開きで必ず読む絵本です。
単純に笑えます。
年末に読みました。
みんなで選びながら読み聞かせ。
こんなことが・・・!
岩瀬直樹さんから教えていただいた絵本。
これは必見!面白い!
どんなラーメン屋かな。
予想できるのが面白い。
- 作者: ジュリエットダラス=コンテ,アリソンバートレット,Juliet Dallas‐Cont´e,Alison Bartlett,たなかあきこ
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2001/11
- メディア: 大型本
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温かい気持ちになる絵本。
わかるなあ。
せい子先生から教えていただいた絵本。
みんなで御唱和ください。
- 作者: エレン・スラスキーワインスティーン,ケネスアンダーソン,Ellen Weinstein,Kenneth Andersson,桂かい枝
- 出版社/メーカー: 鈴木出版
- 発売日: 2008/12
- メディア: 大型本
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たこ焼きがかわいい
次は何かなとわくわく。
ねずみシリーズ
読むと涙が出てきます。
読み方の工夫がおもしろい!子供たちに大人気でした。
鈴木のりたけさん、もう一つ。
こんなサーカスがあったら・・・。
石川晋さんから教えていただいた絵本。
- 作者: エットガールキャロット,ルートゥーモエダン,Etgar Keret,Rutu Modan,久山太市
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 2005/01
- メディア: 大型本
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来年度もたくさん絵本を読んであげたいと思います。
今年度が終わりました〜その2〜
今年度が終わりました。2年間受け持った低学年。教員生活始めての経験でしたが、本当にかわいい子供たちでした。
信頼ベースに全力で取り組み、振り返りジャーナルや会社活動、そしてホワイトボードミーティング、朝のサークル、絵本の読み聞かせ、カリキュラムマネジメントのレポート作り、PA(プロジェクトアドベンチャー)、そして毎日の読書タイム。いろいろな実践をしながらとにかく毎日が楽しくてたまりませんでした。
ホワイトボードミーティングは毎日のように取り組みましたが、今年度新たに始めたPAは私にとって大きな宝物になりました。夏の研修をはじめとして、様々な講座でPAについて学びました。ビーイングやチャレンジバイチョイスの考え方など、今後私の学級経営のもう一つの柱になると思います。信頼ベースもPAも土台は同じ。来年度もやりたいチャレンジがたくさんあります。そしてこれからも学び続けることを大切にしていきます。その学びを子供たちにどう生かすのか、考えていきたいと思います。
最後の日、みんなでサークルになり、ビーイングと「しるらないカード」を使って最後の振り返りをしました。一人一人がカードを選び、今の自分の気持ちをみんなに伝えて終わりました。それぞれの言葉がとても素敵で本当に温かい時間となりました。
4月からまた新たな学年がスタートします。子供たちと一緒にまた楽しみながらチャレンジしていきます!