インプットとアウトプット

SUTUDY HACKERというサイトに、これからの教育は、アウトプットが大切であるという記事が載っていました。教育全体が「知識を蓄える学び」から「知識を生かす学び」にシフトしつつあるというものです。そして、そのためには「良質なアウトプット」が大切であり、トレーニングすることでできるようになります。

私が今、取り組んでいることの一つに、学んだことをレポートにまとめるという実践があります。以前講座を受けた「学びのカリキュラム マネジメント」(みゆき会)の実践です。まだまだ試行錯誤しながらですが、子供たちの力が付くという実感を少しづつ感じています。これからも地道に実践したいと思っていることです。この実践が、まさに良質なアウトプットだと思いました。

記事の中で練習方法(トレーニング)は3つ挙げられています。

一つ目は「習ったことを自分の言葉で表現する」です。

①学習したことを自分で同じように説明する。

②得た知識を自分なりの言葉で表現する。

分かったかどうかは、説明してみることで分かります。本当に理解していないとできないことです。これは、信頼ベースの取り組みでも、「わかって50点、人に説明できて100点」と言っていますが、同じことです。

 

二つ目は「複数のアイデアを組み合わせる」です。

①過去に学んだことや自分の経験を踏まえて2つ以上の例を挙げて説明する。

②複数の具体例を持ち出すことでより具体的で説得力が増す。

特に自分の企画を人を説得するのに大切なことですね。

 

三つ目は「仮説から検証」です。

①仮説を立て、それを証明する手段を考え、実行する。

②試行錯誤することで、新たな発見につながる。

よく考えると、研究も論文もみなこの過程で行われています。

 

最近、これからの教育についていろいろと考えます。どんな取り組みがいいのか、どういう力を付けていくのか、ここでは話しませんが、まずは自分の目の前にいる子供たちに実践し、その良さを肌で実感したら、多くの人に伝えていきたいと思います。(もう広めている実践もありますが・・・。)

これからも、アウトプットを意識した授業をしていきたいと思います。