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子供たちの力

学校では、気持ちのコントロールがきかず、周りの子供たちといろいろトラブルになるケースがある。当たり前のことだが、私はどんな子でもクラスの中に居場所があることを大切にしている。その土壌がないと、どんなにいい取り組みをしても、子供たちの成長につながらない。信頼ベースの取り組みやPAの考え方は、居場所作りの軸になっている。

先日、読み聞かせをした時に、ある子が「端っこで見えない!」と怒り出した。

すると、真ん中に座っていた子が「じゃあ、場所をかわるよ。」と言った。以前の私だったら「特別扱いはしないから、我慢しなさい。」みたいな事を言っていたと思う。しかし、最近では子供たちの気持ちを優先して、「どうする?」と本人に聞いている。その時は、その子がしばらく考えて、「かわる。」と言って真ん中に座った。「ありがとう。」と言って。

今までなら、当たり前のように代わってもらっていたが、ちょっと考えるようになって、ありがとうが言えた。子供たちの優しさが少しずつ人を変えていく。私がどうするべきかを考え、伝えるのではなく、子供たちの力を信じて見守ることが大切なんだなぁと感じた日だった。

子供たち自身が友達を理解し考えることで、トラブルを解決することができる。最近はトラブルがあると「誰かファシリテーターして欲しい。」という声が上がり、「私がやるよ。」と誰かが言って廊下へ行き、仲直りして帰ってくる。ファシリテーターが書いたホワイトボードを見れば、話しの流れや解決方法がわかる。その時にアドバイスすることもある。 でも、その解決の方法でよかったのか、子供たちに任せるってこれでいいのか、見守ることってこれでいいのか日々悩む。

私が「こう思う」と伝えると、それが正義になって子供たちの中に入っていく。たまにそのことを反省するし、怖いなぁとも思う。だから、「どう思う?」と聞いて、子供たちにじっくり考えてもらいたい。学校でも、もっとこういうじっくり考える時間が欲しいなぁ。 これからも、この悩んでいる気持ちを子供たちに伝え、共有して一緒に考えたいなぁと思う。