卒業式 その1

2年間受け持ちした子供たちが卒業式を迎えました。温かい、いい卒業式でした。 このクラスは、2年間、ホワイトボードミーティング®︎や、PA、学び合い、そしてマインドマップなど、いろいろなことを実践しました。 しばらく更新していなかったので、少し書きたいと思います。 まずはPAのこと。 3学期に、佐藤順子さん(さとじゅん)が、教室に来て、PAをしてくださいました。(タマゴ星人)1時間でしたが、私にとっては夢の時間でした。午後は私のクラスを見学していただきました。 さとじゅんが「よっしーのクラスはリビングみたいだね。」と言ってくださったのが本当に嬉しかったです。 次の日、私がPAの振り返りをしました。子供たちは、たった1時間でしたが、たくさんのことを感じていました。振り返りは、初めてホワイトボードミーティング®︎のペアトークで行い、その後に全体で振り返りました。 さとじゅんと、せっかくだからホワイトボードミーティング®︎を使って振り返りしてみようと話したからです。 ペアトークでたくさんの本音、想いが出てきて、お互いたくさんの気づきがありました。 最終的には、卒業まで「共有」を大切にしようという話になりました。 そして最終日に、子供たちからの強いリクエストがあり、PAをやりました。(蜘蛛の巣くぐりをやりました。)見ていて、あぁ体験が生かされているなと思いました。友達を持ち上げながら、それぞれの役割を発揮している、温かい集団でした。 私は振り返りがとても大切だと思っています。この子たちとは、たくさん振り返りしたなぁと思います。 長くなったので、続きはまた。

3学期スタート!

3学期が始まりました。以前書いたおみくじは、みんなで楽しく引き、盛り上がりました!

1日目はみんなでおみくじ引いたり、ペアトークしたりと、緩やかに始まりました。そして書き初めをして終了。

2日目から、会社活動や掃除場所などを決め、少しずつ授業開始!子供たちは、いつものみんなで安心した、ほっとしたと、言っていました。私も久しぶりにみんなでわいわい話して楽しかったなぁ。

冬休みに参加した、石川晋さんとちょんせいこさんの国語のセミナー。とても充実した学びでした。体験することで、子供たちの気持ちがよくわかります。あぁ、学びが深まるって楽しいなぁと思いました。

早速、3学期の授業で実践!子供たちが夢中になって熱く語り合う姿や、楽しんで音読する姿を見て、国語の授業が楽しみになってきました。

ジャーナルにも、子供たちが楽しかった気持ちをたくさん書いていて、読んでいてワクワクしました。

今までの自分の国語の授業を振り返り、反省。書く単元は、ホワイトボードミーティング®︎を使ってやってきましたが、読みの単元は今までのやり方をやってきていて、もっと何とかできないかなぁと思っていました。 今年は作品解釈をしっかりとして、問い立てをしっかり考えていきたいと思います。 卒業まであとわずか。中学が楽しみ!と思えるようにしたいです。希望をもって「さよーならー!」って卒業できるように!

今年の新年大抽選会は、おみくじにしました。いつもはご褒美カードをクジにして引いていますが、今年はおみくじを作ってみました。

いつもはこんな感じ。

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今年はこれ

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中に一枚だけ超レアなおみくじか入っています。(分かるかな?)

毎年年賀状に番号を書いておき、冬休み明けに持ってきてもらい、抽選会をやっています。

子供たちの反応はどうかなぁ。楽しみです!

今年の新年大抽選会は、おみくじにしました。いつもはご褒美カードをクジにして引いていますが、今年はおみくじを作ってみました。

いつもはこんな感じ。

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今年はこれ

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中に一枚だけ超レアなおみくじか入っています。(分かるかな?)

毎年年賀状に番号を書いておき、冬休み明けに持ってきてもらい、抽選会をやっています。

子供たちの反応はどうかなぁ。楽しみです!

算数の学び合い その後

以前のブログで、算数の授業で学び合いをしていると言いました。 今日は、その後の様子をお話ししてみようと思います。 授業のはじめに、ミニレッスンをする時もありますが、課題をすぐに書いて始める時もあります。 子供たちには、「席をグループにしても好きな場所に移動してもいいよ。」と伝えていますが、子供たちはあまり動かしません。まずは自分の時間をつくる子が多いです。後ろを向いてやる子もいれば、自由に動き回ったり、後ろのマットスペースで輪になってやる子もいます。どちらかといえば、机を動かさずに(担任に似て面倒くさがり?)みんながあちこちに動き回っている印象が強いです。 男女問わず頭を寄せ合いながら課題に向かう姿が当たり前になりました。何より集中力がすごい。全員がゴールするためにずっと話し合っている子供たちです。ゴールしていない子が少なくなり、時間がある子は、難問を解いたりドリルをやったり、それぞれのやりたいことをやっています。 課題は、「〜について、図や数直線などを用いて2人または3人に説明する。」とか、教科書にある「したがって」を使って説明する、算数用語を使って説明する、のように、その時の内容によって考えています。課題をどうするかを、これからもっと考えていきたいです。 説明が終わると、自分の名前のマグネットを「スタート」から「ゴール」に移動し、ノートに説明を書きます。このマグネットを見ながら、ゴールした子は動き回ります。最近は、ほとんど時間内に全員がゴールするようにぬりました。 最後の五分でランダムにクジで当たった子が前で説明します。ノートを提出して終了です。 説明をする友達は新しい関係性を求めて、いろいろな友達として欲しいと話しています。いいのかどうかわかりませんが、名簿を全員に配って、説明した友達に印を付けています。ノートには、聞いた人がサインしているのですが、最近では英語の筆記体で名前を書くのがブームです。英語の授業で、アルファベットを聞いて練習する子も。いろいろなサインを集めるのも楽しいようです。 ノートの説明もよくなってきました。とにかく書き続けることで、だんだんよくなるのだと、子供たちの様子を見て実感しています。けれは、ホワイトボードミーティング®︎もマインドマップも同じ。失敗OK、マネもOK、やっていくうちにどんどん力が付きます。 3学期は単元でいくか、子供たちと相談して進めていきたいと思います。

二学期の実践

先生の好きな教科は何かと子供たちに聞かれ、「体育だけど、算数も好きかなぁ。」と言ったら、「えっ?じゃあ何で算数教えないの?」と言われました。いつも算数の時間に、学び合いの様子を見ているだけなので、先生は楽をしているなぁって言われます(笑)

二学期は、娘の野球ぐ毎週のように試合になり、なかなかブログを更新できませんでした。久しぶりに実践した事をお知らせします!

社会では最初の5分で早押しクイズをグループでやり、終わったら課題を提示。「〜につい説明する。」というものです。

その後に視聴覚教材を見たり、教科書を読んだり資料集を読んだりしたら、マインドマップを使って、それぞれがまとめます。最後に課題に対する説明の文を書くという流れ。子供たちは夢中になって書いています。 はじめはなかなか時間内に終わらない子もいましたが、今ではすらすらと書けるようになりました。マインドマップと文章のコラボです。 算数の学び合いは、単元を通してやりたいと思っていましたが、子供たちは毎時間、課題を出す方がしっくりくるらしく、単元を通してはやりませんでした。私の学び合いが、学び合いになっているかどうかはわかりませんが、子供たちの理解は確実に深まっています。あの集中力はすごいです。とにかく算数が分かった!楽しかった!ということが嬉しいです。 理科はマインドマップを中心に取り組みました。授業の中で一枚にまとめることができています。もう、話を聞きながら、教科書を読みながら、どんどんマインドマップに書けるようになりました。子供たちの力ってすごい! 国語や保健、家庭科は、ホワイトボードミーティング®︎で進めました。調理実習も、役割分担会議で進めると、調理本番は子供たちがどんどん進められて、私は写真を撮ったり評価したりと、じっくりできました。参観した保護者が驚いていました。 とにかく、二学期は自分たちで学ぶことが楽しいと実感できました。そして二学期最後の探求発表会では、発表ソフトを使い、探求した事をプレゼンにしました。アニメーションや音も入れて、見応えたっぷりの発表でした。みんないろいろなことが知れて楽しかったようです。 三学期もいろいろチャレンジしていきます!

学芸会が終わりました

今年度は周年行事があるため、学芸会が早まりました。

当日はとても暑く、締め切った体育館は蒸し風呂状態でした。子供たちも私たちも汗だくになっていました。やはり学芸会は秋の終わりがいいなぁと思いました。

さて、今回の学芸会は、いつもと違って私達教師が熱く語ることなく、子供たちのペースを大事にして練習をしました。

主役やメインの役を演じる子、通行人をしながらスポットや音響、幕の係をやる子、それぞれが、それぞれの思いをもちながら練習をしてきました。 練習時間も、体育館の割り当てだけを使い進めていきました。(最後の週に2時間程多目的室で練習しましたが・・・。)子供たちがどんな学芸会にしたいと思っているのか、どう取り組みたいのか、それを大事にしたいと思っていました。しかし、練習していくうちに、イライラしてしまい、なかなかおしゃべりが止まない練習風景を見ながら、先生たちはこんなにやっているのに…。という押し付け感を出してしまったのです。すぐに反省しました。子供たちにも「嫌な怒り方をしてごめんなさい。押し付けてもいい劇にはならないよね。」と話しました。

「全力で」「悔いのない」などは、子供たちの本心から出ているのだろうか。どんな風に練習したいと思っているのか。子供たちだけで話し合ってもらいました。「一人一人のチャレンジや思いは違う、その思いをお互いに尊重しながらやろう。そして、何より学芸会を楽しもう!」と告げました。

すると、だんだん練習が進むにつれて、子供たちの動きが変わってきました。家で練習し、自分の演技を考えてくる子、台詞の言い方を工夫してきた子、そして、スポットや音響、ピアノなど、自分の分担を責任をもって行う子。劇がどんどん出来上がっていきました。真剣な様子に、私も真剣にアドバイスをしていきました。

そしてリハーサルの日、驚くほど良い劇になりました。子供たちの力って、すごいんだなぁと、改めて思いました。

本番当日、劇が始まる前に聞くと、「緊張している人」よりも「楽しみでワクワクしている人」がほとんどでした。劇が終わると、児童も保護者もたくさんの方が感動し涙を流していました。こんなに保護者の方が泣いている学芸会は初めてでした。

終わった後の達成感は、子供たちの表情に表れていました。それぞれのチャレンジが成功したということなのだと思います。「子供たち自身の力」ということを強く感じた学芸会でした。