東照宮で

日光移動教室へ行きました。今回は日光東照宮で新しい試みにチャレンジ!

今までは、事前学習をして、グループでガイドしながらまわっていましたが、今回は英語でチャレンジ!しかも、グループの友達ではなく観光で訪れている外国の方に声をかけ、「三猿」「眠り猫」「奥宮」などについてガイドするというもの。

以前、英語の研究授業で日光の事後学習を5年生に英語で発表するというものがありました。その時に、この取り組みに「必然性」というか子供たちが英語で伝えるという意欲があるのかという話が出ました。この話を聞いて「じゃあ、日光で実際に外国の方にガイドしてみるのはどうだろう。」と考え、支援員の先生に相談。すると快くOKしてくださり、今年の日光で実現しました。

まずは日本語で調べたことをまとめ、その中から自分たちが習った英語をなるべく使いながら話せる文章を使い、英語に直していきました。「ドキドキする~!」といいながら事前学習をしていました。この単元は6時間の扱いで作りました。(調べ学習は総合で。)モジュールも入れると7時間ぐらいの扱いです。

途中から「We have a question.」と言って、「好きな日本の食べ物」や「好きなスポーツ」などをインタビュー。自分が聞きたいことを話していました。

実際にやってみると、なかなか声をかけられず、もじもじしていましたが、一度思い切ってやってみると、どんどんチャレンジするようになり、多いグループは、6組もの外国の方にガイドすることができました。

授業で常に意識していた「あいづち」「アイコンタクト」もしっかりとできていて、中にはジェスチャーを交えながら話す子もいました。

そして、最後に「Can we  take a picture with you?」とお願いして一緒に写真撮影。とても楽しい時間となりました。そばで見ていてとてもドキドキしましたが、外国の方との会話を楽しんでいる様子を見て、やってよかったなと思いました。

これから振り返りを行いますが、思ったことは、外国の方がとても優しいということです。子供たちの声に耳を傾け、丁寧に対応してくださいました。子供たちの中には「外国の人が好きになった。」という子もたくさんいました。この経験がこれから様々な場面で生かせたらと思います。

 

チャレンジノート

クラスで取り組んでいるチャレンジノート。(自学ノート)

週2~3回のペースで宿題として出しています。予習・復習に取り組んだり、自分の興味があることを調べたり、今では会社活動の内容を調べてまとめたりしている子が多いです。(私は予習を勧めていますが。)

この自学ノートはなかなか難しく、初めのころは漢字や計算をやってくる子が多くいました。中には大きな字で漢字をただ書いている子やお絵描きをしている子もいました。自学ノートなので、自分で選んだ課題にチャレンジすればいいのですが、どうすればもっと良くなっていくのかと、私も悩んでいました。

子供によっては「何を書けばいいのかわからない。」と悩んでいる子もいました。また、とにかく何かやればいいという子も。参考になればと、いいノートがあれば紹介したり、掲示したりしていました。ご褒美シールを貼ったりもしましたが、なかなか良い結果につながらず…。

ある日、いつも書かせているレポートと同じように、チャレンジノートも評価してみようと、ABC評価を付けました。そして、「これはすごい!」という子にはS評価を付けました。評価を付けるのってどうかなと思っていましたが、やってきたことに対してちゃんと評価をしようと思ったのです。

評価のポイントとしては

①見開き2ページ分に見やすく、丁寧な字でまとめられていること。

②文字ばかりではなく、図や絵などを用いて分かりやすくまとめている。

③大切なポイントが一目で分かるように工夫している。

④色を使っている。(マインドマップをやってから、色の大切さを実感。)

などです。ポイントはまだまだ検討が必要ですが、このポイントは子供たちに提示しました。もちろんCが付く子もいました。

そして、何日か経った後に、初めてS評価をもたらった子がでました。すると、たくさんの児童が「自分もS評価をもらいたい!」と、頑張り始めたのです。私も驚くほどノートの質がぐんとよくなりました。

今までなんとなくやっていた子も、S評価を目指し、頑張り始めました。予習・復習をする子がぐっと増えたのです。日によっては、どのノートも唸ってしまうほどいいものでした。S評価をもらうと、連続でもらいたい!という気持ちが出てきて、いつのまにか「シールはいらない。」という声も聞かれました。(でも、シールは希望制で津dけています。)

子供たちがやってきたことに対して、きちんと評価する。評価を付けてからはコメントを書くことはなく、評価だけを書いています。それでも子供たちは意欲的に取り組んでいます。評価の大切さを実感した出来事でした。

今ではSS評価まで出てきました。(SSは見開き2ページを2倍やってきた場合につけています。S゜の子もいます。)子供たちは、お互いにノートを見せ合い、自然と学び合っています。マインドマップを書いてくる子もいます。内容もどんどん進化しています。 自分のノートがよくなっていくうちに、だんだん楽しくなってきているようです。

子供たちはちょっと難しいと思うことは挑戦してみたくなるのかなあと思います。そのちょっとを教師がしっかりと考え、提示していくことが大切だなあと思いました。

 

安心していられること

私が学級で一番大切にしていることは「安心・安全」なクラス。もちろん、「愛のあるクラス」は初任の時からの永遠のテーマですが、愛のあるクラスになるためにはまず安心がなくてはならないので。 いつも子供たちには、自分のチャレンジを大切にすること、友達のチャレンジを大切にすることを話しています。このチャレンジを大切にするとは、別の言い方をすると、その人のチャレンジを認めるということ。自分のものさしではなく、一人一人の違いを知ることだと思っています。 でも、この「自分のものさしではなく」がすごく難しいことで、人が何かを考える基準は、自分の経験からくるものが大きい。だから、「何でできないの?」とか「何でやらないの?」などと思ってしまう。そんな時に、「あ、それぞれのチャレンジがあるのだから、まずは認めよう。でも、もう少し高いチャレンジを提案してみよう。」と考えて、友達に接することができたら、互いに安心して自分のできない、わからないも出すことができるのかなぁと思ったり。 とにかく「話す」事が大事。たくさん語り合う環境があるように、教師として場づくりをしていきます。 ファシリテーションと同じでコミュニケーションも技術。毎日のコミュニケーションを大切にしながら、学校を安心できる場にしていきたいと思います。

クラス目標

新学期がスタートし、しばらくしたので、クラス目標を作りました。

いつも使っている「しるらないカード」で、1人1人がどんな3月を迎えたいかを話し、みんなで共有しました。今年度はみんなが自分の思いを話すことができていました。安心することってやっぱり必要なんだなぁと思いました。

今回はビーイングだけにするか、クラス目標にするか迷っていて、子供たちに相談しました。

当たり前ですが、子供たちはクラス目標がいいという意見とビーイングがいいという意見に分かれました。

1人1人がなぜクラス目標なのか、ビーイングなのかを話し、ファシリテーターをやると言ってくれた子を中心に話し合い。お互いの意見を聞くと、「そっかあ。」と考える様子。何だか微笑ましかったです。

「クラス目標にすると、全員の意見が反映されない。」

「クラス目標の方がわかりやすくていい。」など、いろいろな意見がありました。

結局、ビーイングを書いてから、みんなの願いを見て、クラス目標を付けようという事になりました。

出来上がったビーイング&目標を見て、みんな大満足!時間はかかりましたが、やってよかったと思いました。

これを度々振り返りながら、ビーイングに付け足していきます。

子供たち1人1人の考えや思いを感じた一日でした。

それにしても、気持ちを表すのに「しるらないカード」は有効だなぁと思いました。

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クラス目標

新学期がスタートし、しばらくしたので、クラス目標を作りました。

いつも使っている「しるらないカード」で、1人1人がどんな3月を迎えたいかを話し、みんなで共有しました。今年度はみんなが自分の思いを話すことができていました。安心することってやっぱり必要なんだなぁと思いました。

今回はビーイングだけにするか、クラス目標にするか迷っていて、子供たちに相談しました。

当たり前ですが、子供たちはクラス目標がいいという意見とビーイングがいいという意見に分かれました。

1人1人がなぜクラス目標なのか、ビーイングなのかを話し、ファシリテーターをやると言ってくれた子を中心に話し合い。お互いの意見を聞くと、「そっかあ。」と考える様子。何だか微笑ましかったです。

「クラス目標にすると、全員の意見が反映されない。」

「クラス目標の方がわかりやすくていい。」など、いろいろな意見がありました。

結局、ビーイングを書いてから、みんなの願いを見て、クラス目標を付けようという事になりました。

出来上がったビーイング&目標を見て、みんな大満足!時間はかかりましたが、やってよかったと思いました。

これを度々振り返りながら、ビーイングに付け足していきます。

子供たち1人1人の考えや思いを感じた一日でした。

それにしても、気持ちを表すのに「しるらないカード」は有効だなぁと思いました。

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新学期が始まって

新年度が始まりました。今年度は6年生の担任。入学式の前日準備や入学式本番。

私も力が入ってしまい「最高学年として」「学校の代表として」と、ついつい話していました。すると、この日のジャーナルに「最高学年として頑張らなくてはと思った。」「最高学年だからプレッシャーだなあと思った。」「6年生として頑張れるか不安」と書いている子がたくさんいました。私は「はっ」としました。子供たちには「自分で自分のチャレンジを選んでいけばいい」と言っていたのに、「最高学年なんだから」と、自分の気持ちを押し付けていたなあと反省。「じっくり6年生になっていけばいいんだ」と思いました。

月曜日の学級通信にこのことを載せ、子供たちにきちんと話そうと思います。6年生としていろいろな経験を積んでいく中で、6年生になっていく。「子供たちを信じて」と言っていながら、本当の意味で任せていなかった自分を本当に反省しました。

そして、自分たちの気持ちをちゃんとジャーナルに書いてくれた子供たちに感謝したいと思います。

どんな1年になるのか、子供たちの声を聞きながら進んでいきたいと思いました。

 

 

会社活動

今年度も終わりますね。

3学期は、会社活動で新しいことにチャレンジしました。

学習と会社をリンクさせて、授業で大活躍してもらいました。子供たちの力はすごい!また、私が説明するより、子供たちはよく聞いていた気がします。

そして先日、会社パーティーに代わり、探究発表会をしました。

会社活動を総合的な学習の時間と合わせて、もっと調べたいことをまとめ、発表しました。パーティーがなくなってどうかなと思いましたが、子供たちは発表会をとても楽しんでいました。

自分が興味をもったことを調べるのは楽しい!のだと、子供たちを見ていて感じました。

タブレットを使ってスライドを作ったり、画用紙に書いて電子黒板に映して発表したり、実際に実験して見せたり。発表方法も工夫していて面白かったです。

「へぇ〜!」「そうなんだぁ。」の連発の発表会でした。授業から発展した内容も多く、じっと聞いている姿が微笑ましかったです。

ジャーナルに「なるほど〜と思うことがたくさんあって、楽しかった。」「またやりたい!」と書いている子がたくさんいました。

来年度も会社活動をこのスタイルでやりたいと思います。

ちなみに、通知表に「人の誕生会社」とか、初めて書きました(笑)