新学期が始まって

新年度が始まりました。今年度は6年生の担任。入学式の前日準備や入学式本番。

私も力が入ってしまい「最高学年として」「学校の代表として」と、ついつい話していました。すると、この日のジャーナルに「最高学年として頑張らなくてはと思った。」「最高学年だからプレッシャーだなあと思った。」「6年生として頑張れるか不安」と書いている子がたくさんいました。私は「はっ」としました。子供たちには「自分で自分のチャレンジを選んでいけばいい」と言っていたのに、「最高学年なんだから」と、自分の気持ちを押し付けていたなあと反省。「じっくり6年生になっていけばいいんだ」と思いました。

月曜日の学級通信にこのことを載せ、子供たちにきちんと話そうと思います。6年生としていろいろな経験を積んでいく中で、6年生になっていく。「子供たちを信じて」と言っていながら、本当の意味で任せていなかった自分を本当に反省しました。

そして、自分たちの気持ちをちゃんとジャーナルに書いてくれた子供たちに感謝したいと思います。

どんな1年になるのか、子供たちの声を聞きながら進んでいきたいと思いました。

 

 

会社活動

今年度も終わりますね。

3学期は、会社活動で新しいことにチャレンジしました。

学習と会社をリンクさせて、授業で大活躍してもらいました。子供たちの力はすごい!また、私が説明するより、子供たちはよく聞いていた気がします。

そして先日、会社パーティーに代わり、探究発表会をしました。

会社活動を総合的な学習の時間と合わせて、もっと調べたいことをまとめ、発表しました。パーティーがなくなってどうかなと思いましたが、子供たちは発表会をとても楽しんでいました。

自分が興味をもったことを調べるのは楽しい!のだと、子供たちを見ていて感じました。

タブレットを使ってスライドを作ったり、画用紙に書いて電子黒板に映して発表したり、実際に実験して見せたり。発表方法も工夫していて面白かったです。

「へぇ〜!」「そうなんだぁ。」の連発の発表会でした。授業から発展した内容も多く、じっと聞いている姿が微笑ましかったです。

ジャーナルに「なるほど〜と思うことがたくさんあって、楽しかった。」「またやりたい!」と書いている子がたくさんいました。

来年度も会社活動をこのスタイルでやりたいと思います。

ちなみに、通知表に「人の誕生会社」とか、初めて書きました(笑)

学び合い その後

3学期から続けてきた算数の学び合いについて、子供たちに感想を聞いてみました。多くの子供たちは「これからもやりたい。」と言っていましたが、「いろいろな意見を聞くと混乱してしまうことがあった。」「時間が足りない事もあった。」という意見もありました。ここは改善の必要があるなと思いました。中には「学び合いをして、みんなの絆が深まった。」と書いている子もいました。

【子供たちの声】

※学び合いは時間内に課題を終わらせなくてはいけないところが大変でしたが、いろいろな人の説明やこの人は分かりやすい!というのが見付かったので、よかったと思います。

6年生でも学び合いをやりたいです。でも、もう少し時間があればなあと思います。算数は得意じゃないので、みんなから説明してもらうと分かりやすいし、分からないところがスカッとするので、来年もしたいです。   

※今までの学び合いはすごくよかったです。算数は苦手なので、友達に分からない所を教えてもらって解決できたり、友達に教えてちゃんと覚えたり、説明が足りなかったり間違っていたことは、友達が教えてくれて「ああ、そうか!」と理解できました。ふつうの算数よりも、学び合いで教えたり教えられたりすると、スッキリします。また、分かりやすく教えてくれる友達もいるので、分かりやすいです。ゴールできた時はうれしいです。  

※途中から学び合いというのをやって、私はうれしかったです。なぜなら、普通の授業だと、授業中に立ったり友達に聞いたりできないけど、学び合いなら分からないことがあったら、すぐに友達に聞けるから、自分で考え込むこともないので、うれしいです。  

自分達で考え、進めていくことができるのが良さだなあ、と思います。

高橋尚幸先生に図々しくもアドバイスいただきながら、

私も課題設定や時間管理など、これからもっとしっかり考えていきたいと思います。

学び合い

高橋尚幸さんのブログを読み、学び合いをやってみようかなと思った冬休み。ブログで紹介していた本を3冊読み、冬休み明けにちょんせいこさんと阿部隆幸さんの『学び合い』×ファシリテーションの講座を受けて、3学期から『学び合い』をスタート! これでいいのかなぁと思いながらも本に書いてあったことを参考に取り組んでいます。特に算数の授業では、どの単元でも続けています。 私が実践していることが『学び合い』になっているとはまだ言えないですが、『学び合い』の考え方、大切にしたいことは、大事にしながら授業をしています。新しいチャレンジに、取り組んでいて、ワクワクしています。 やってみて感じていることは…。 信頼ベースの学級を目指して取り組んできた事が、この『学び合い』に生かされているということです。子供たちが、男女関係なく一緒に考えている姿がとても自然にできました。積み上げてきた対話、温かい関係が繋がっている気がします。 また、冬休みに読んだ本は本当に分かりやすいです。ぜひ、おすすめです! 最後に、やってよかったと思うこと。何より子供たちが『学び合い』を続けたいと言っていることです。 ある子は「今までは、わからなくてもそのまま終わってしまうことがあったけれど、学び合いはみんなができて終われるので、楽しいです。」と振り返りジャーナルに書いていました。 これからも試行錯誤しながら取り組んでいきます。

マインドマップ®︎

熱が出たと思っていたら、やはりインフルエンザでした。やっと熱が下がり、症状が落ち着いてきました。

テレビを見ていたら、マインドマップ®︎を英才教育に生かしているという放送が流れていました。やはりマインドマップ®︎はいいんだなぁと家でも大騒ぎ。

クラスの子供たちも、マインドマップ®︎はかなり書けるようになり、授業でも日常的に使い始めています。ノートをマインドマップ®︎にしたいなぁと思うのですが、まだそこまでの勇気はなく、単発で使っています。

この実践がいつかちゃんとした数値になり、発表できたらと思っています。

ホワイトボードミーティング®︎も然り。いいものはいい!と皆さんに伝えられるように実践していこうと、また燃えた私です。

写真は、私が書いたマインドマップです。(子供たちのものは載せられないので残念。いつか子供たちのマインドマップも紹介したい!)

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今年の目標と、先日聞いた公演のマインドマップです。

一年を振り返って

もうすぐ今年も終わり。去年の今頃は、ホワイトボードミーティング®︎の認定講師になり、新たなスタートをきりました。

この一年はいろいろなことがありました。

PAのサマーキャンプで実践報告させてもらい、そこで出会ったマインドマップにはまり、プラクティショナーの資格をとりました。

②ホワイトボードミーティング®︎認定講師として毎月勉強会を開催しました。

③娘や息子の野球チームでPAを体験しました。(これは本当に良かった!)

④授業でマインドマップを使ったり、ホワイトボードミーティング®︎を、校内研究や教育相談にも使ったりしました。

⑤ホワイトボードミーティング®︎やPA、そしてレポート作りの実践を愚直に積み重ねてこれたことも大きい。

学んだことが実践でき、いつもワクワクしていた一年でした。

そして、今年もたくさんの出会いがありました。私にとって、これからの財産になるような出会いもありました。

サマーキャンプで出会った仲間(皆さんありがとう)、PAを通して出会ったファシリテーター(てつ、さとじゅん、りょうちゃん)、マインドマップを教えてくださった塚原先生、レポート作りをアドバイスしてくれた古田先生、そしてホワイトボードミーティング®︎の認定講師として一緒にチーム多摩をつくってきた仲間(よこぴぃ、けんじ、おーちゃん)。

他にもたくさんの出会いがありました。

人と人との繋がりは、人生を豊かにしてくれます。仲間がいるから、チャレンジすることの楽しさを感じることができました。

そして、せいこ先生をはじめ、今まで出会ったたくさんの人との繋がりもまた深まり、本当にいい一年だったと思います。

来年もどんなチャレンジができるか楽しみです。抱負についてはまた次回。

とりあえず、この冬休みは『学び合い』の本をたくさん読みます!

クラスの成長を感じる時

先週、パイプラインをやりました。パイプラインは、短いパイプ(半分にカットしたもの)を1人一本持ち、ピンポン玉やビー玉などをみんなでパイプを繋ぎながらゴールのカゴまで運ぶものです。パイプは、大工会社の子供たちが、学校にある感熱紙や印刷用マスターの筒を半分にカットしてくれました。 実は1学期にも一度やっています。その時は、直線でのチャレンジでしたが、なかなかうまくいかず、途中で一度振り返りをしてもう一度チャレンジしました。ケンカやトラブルもあり、でも最後には成功して喜ぶ姿が。 しかし、今回は直線はあっさり成功。そしてコーンを回って戻ってくるという、難しいチャレンジ。すると、意外にも時間内に成功するグループがほとんどでした。そして、自分たちでチャレンジを難しくしてまたやっていました。最後何秒かを残して、最後のグループが、カゴまで到達。しかしカゴには入らず。みんながわぁー!と倒れました。でも、子供たちはニコニコしていました。とにかく雰囲気が温かい。プラスの言葉を意識してやっているのがわかります。そして、だんだんジャッジも厳しくなり、真剣に楽しんでいるのがわかりました。 最後の振り返りでは、「正直」という言葉がキーワードになりました。「プラスの言葉がたくさん聞こえた。」「みんなが笑顔だった。」という意見。しかし、「正直にやれた。」という意見が出ると、「これぐらいはいいか。という言葉が聞こえた。」「成功したけど、ちょっとまぁいいかみたいなことがあった。という意見も。「チャレンジが成功して続けているうちに、だんだん『あ、今のはダメだからもう一回!』という感じになったよね。」と、私も話しました。(黙っているつもりが、ついつい言ってしまった。) 今日のチャレンジを3学期にどう生かすかは、「取り組みに対して、自分で正直に判断すること。」となりました。 同じチャレンジをして、クラスの成長を感じられる時間になりました。 もうすぐ2学期も終わります。冬休みを楽しみにしている子供たちです。