一年を振り返って

もうすぐ今年も終わり。去年の今頃は、ホワイトボードミーティング®︎の認定講師になり、新たなスタートをきりました。

この一年はいろいろなことがありました。

PAのサマーキャンプで実践報告させてもらい、そこで出会ったマインドマップにはまり、プラクティショナーの資格をとりました。

②ホワイトボードミーティング®︎認定講師として毎月勉強会を開催しました。

③娘や息子の野球チームでPAを体験しました。(これは本当に良かった!)

④授業でマインドマップを使ったり、ホワイトボードミーティング®︎を、校内研究や教育相談にも使ったりしました。

⑤ホワイトボードミーティング®︎やPA、そしてレポート作りの実践を愚直に積み重ねてこれたことも大きい。

学んだことが実践でき、いつもワクワクしていた一年でした。

そして、今年もたくさんの出会いがありました。私にとって、これからの財産になるような出会いもありました。

サマーキャンプで出会った仲間(皆さんありがとう)、PAを通して出会ったファシリテーター(てつ、さとじゅん、りょうちゃん)、マインドマップを教えてくださった塚原先生、レポート作りをアドバイスしてくれた古田先生、そしてホワイトボードミーティング®︎の認定講師として一緒にチーム多摩をつくってきた仲間(よこぴぃ、けんじ、おーちゃん)。

他にもたくさんの出会いがありました。

人と人との繋がりは、人生を豊かにしてくれます。仲間がいるから、チャレンジすることの楽しさを感じることができました。

そして、せいこ先生をはじめ、今まで出会ったたくさんの人との繋がりもまた深まり、本当にいい一年だったと思います。

来年もどんなチャレンジができるか楽しみです。抱負についてはまた次回。

とりあえず、この冬休みは『学び合い』の本をたくさん読みます!

クラスの成長を感じる時

先週、パイプラインをやりました。パイプラインは、短いパイプ(半分にカットしたもの)を1人一本持ち、ピンポン玉やビー玉などをみんなでパイプを繋ぎながらゴールのカゴまで運ぶものです。パイプは、大工会社の子供たちが、学校にある感熱紙や印刷用マスターの筒を半分にカットしてくれました。 実は1学期にも一度やっています。その時は、直線でのチャレンジでしたが、なかなかうまくいかず、途中で一度振り返りをしてもう一度チャレンジしました。ケンカやトラブルもあり、でも最後には成功して喜ぶ姿が。 しかし、今回は直線はあっさり成功。そしてコーンを回って戻ってくるという、難しいチャレンジ。すると、意外にも時間内に成功するグループがほとんどでした。そして、自分たちでチャレンジを難しくしてまたやっていました。最後何秒かを残して、最後のグループが、カゴまで到達。しかしカゴには入らず。みんながわぁー!と倒れました。でも、子供たちはニコニコしていました。とにかく雰囲気が温かい。プラスの言葉を意識してやっているのがわかります。そして、だんだんジャッジも厳しくなり、真剣に楽しんでいるのがわかりました。 最後の振り返りでは、「正直」という言葉がキーワードになりました。「プラスの言葉がたくさん聞こえた。」「みんなが笑顔だった。」という意見。しかし、「正直にやれた。」という意見が出ると、「これぐらいはいいか。という言葉が聞こえた。」「成功したけど、ちょっとまぁいいかみたいなことがあった。という意見も。「チャレンジが成功して続けているうちに、だんだん『あ、今のはダメだからもう一回!』という感じになったよね。」と、私も話しました。(黙っているつもりが、ついつい言ってしまった。) 今日のチャレンジを3学期にどう生かすかは、「取り組みに対して、自分で正直に判断すること。」となりました。 同じチャレンジをして、クラスの成長を感じられる時間になりました。 もうすぐ2学期も終わります。冬休みを楽しみにしている子供たちです。

最近の取り組み

久しぶりの投稿です。

最近は、授業で学んだことをまとめる時に、子供たちはレポートでも、マインドマップでも、どちらでも、自分が選んだ方法でまとめています。(算数や理科など。) 最近の理科では、実験をしながら毎回の授業で1枚にまとめられるようにしています。実験を「課題」「予想」「実験方法」「結果」「結論」(まとめ)の5つの項目でまとめています。授業が終わる時に一枚仕上がる感じです。レポート形式で今までやってきましたが、次は実験をマインドマップにまとめます。メインブランチを5つの項目にしてやってみようと思っています。 あと、5年生の国語の教科書に「グラフや表を用いて書こう」という単元があるので、理科のレポートを書く時に国語の教科書を使いながら書いてみようと思います。 子供たちには、「自分で考えてまとめていいよ。」と言っていて、分からない子には私が黒板に板書した事を写していいと言っています。 振り返りジャーナルには「自分で考えてまとめられるから、楽しい!」と書いている子がたくさんいました。 まだ分からない子も、何枚も書いているうちに、だんだん書けるようになってくると思います。レポート形式だけだった頃に比べ、マインドマップを取り入れてから、また幅が広がりました。 とにかくやってみたいことはまずやってみる!が私の性格。でもいつもやり出したら続ける事を大切にしてきました。最近の子供たちのノートやレポートを見て、継続することが大切なんだとひしひしと感じています。 ホワイトボードミーティング®︎の取り組みも同じ。継続することで力が付いてきます。 それが子供たちの自信につながる。また力が付く。これからも、日常を大切にしていきたいと思います! ※子供たちのマップは載せられないので、私が授業の前にイメージしたマップを載せます。 f:id:akika-ainoarukurasu:20171204125707j:plain f:id:akika-ainoarukurasu:20171204125756j:plain

行事への取り組み

先週、連合音楽会がありました。なんと2カ月近くの練習期間を経て、本番を迎えました。

朝練や休み時間、放課後と毎日のように頑張る子供たち。子供たちもそうですが、私たち担任も授業を含め、ずっと一緒にやってきました。

行事への取り組み方にはいろいろな考え方があります。

うちのクラスの子供たちは、休み時間命。途中辛そうにしていたので、(ついでに私も。)音楽専科の先生にお願いして1週間授業以外の練習無しにしてもらいました。

子供たちの中には音楽なんて…という子もいます。だから、それぞれのチャレンジをどう設定すればいいのかなぁと迷いながら取り組みました。 最後の一週間は毎日の放課後練習でした。逆に音楽が嫌いにならないかと心配しましたが、終わってから、保護者の方から話を聞いたり、子供たちの振り返りを読んだりすると、やりきった感があった事がわかりました。 練習やだなぁと言っていた子も、家ではそうでもなく、むしろ達成感があったのだと聞きました。 やりきった人にしかわからないことがある。面倒だと思っていたけれど、やっていくうちに夢中になり、終わった後に感動で涙を流した男の子もいました。 でも、何となくモヤモヤしたものが心の中にあるんです。これはこれでよかったのかもしれない。でも、何を大切にして、何の目的でこの行事をやるのか、その為にどんな取り組みにしていくのか。 これからも行事との向き合い方を考えていきたいと思います。

マインドマップ

マインドマップの資格をとってから、授業でもどんどん使っています。

理科の台風の単元では、教科書の内容をまとめたり、疑問をタブレットPCを使って調べたりして、マインドマップにまとめました。 そして先週、発表をしました。マインドマップをみながら自分でまとめた事をグループに発表します。みんなスラスラと話していました。また、聞いている方もマインドマップをジーっと見ながら聞いています。 なかなかいい時間でした。 秋の俳句も、ミニマインドマップに書いてから作りました。いつもはホワイトボードミーティング®︎してから書いていますが、今回はマインドマップで書いてみました。冬の俳句は、自分がやりたい方を選んでやってみようかなと思いました。マインドマップに書く作業では、ホワイトボードミーティング®︎のオープンクエスチョンを頭の中で使うと、さらに広がります。いいところはどんどん活用して、よりよくしていきたいです。 また、自学ノートにマインドマップを書いてくる子も多いです。自分のこと、算数のこと、いろいろなマップがあります。 もう少し慣れてきたら、グループでのマインドマップにチャレンジしてみたいと思います。

師範授業で

金曜日は、指導教諭として体育の師範授業をしました。今回は跳び箱の授業。ICT機器を使って授業をしました。 市外から見に来てくださった先生方がいて、子供たちも張り切っていました。 iPadで自分たちが跳んでいる所を録画し、確認タイムでみんなで見ながらアドバイスをしあいます。体育の授業で、録画しながらやるのは、本当に効果大だと思います。特に器械運動では絶大です。 これなら、苦手な子も、一緒に見ながらアドバイスができます。現に見た後に跳べるようになった子がたくさんいました。びっくりするぐらい、跳べるようになります。 私も気付かないポイントにしっかり気付いて、自分たちで教え合います。シンプルですが、技能面も思考面も高まる授業でした。 最後の振り返りは、ミニホワイトボードによるペアトーク。何とも言えない温かい雰囲気が体育館に広がりました。 見に来てくださった先生の中に、ホワイトボードミーティング®︎の勉強会に参加したことのある方がいて「初めて授業を見て、ペアトークのしっとりとした雰囲気に驚きました。また勉強させていただきます。」とメッセージをいただきました。本当に嬉しいメッセージでした。 次回の師範授業は3学期ですが、今度はビーイングを使いながら、そしてホワイトボードミーティング®︎を取り入れながら、授業をしてみたいと思います。

振り返りジャーナル

毎日の振り返りとして書いている、振り返りジャーナル。 最近グッと書けるようになりました。 同じ時間でも書く量が違う!短い子もいますが、内容がなかなかいいです。一緒に取り組んでいる学年の先生も同じように言っていました。なんか、時期とかあるのかなぁ。 子供たちはジャーナルを振り返りとして書いていますが、今年の子供たちは、自分の気持ちを素直に書いたり、悩みを相談してきたり、よくない事も正直に書いています。高学年だからこそなのかもしれません。 先日教務主任から、振り返りジャーナルについて嬉しいご意見をいただきました。 実は本校では、12学級のうちジャーナルに取り組んでいるクラスが9クラス。特別支援学級でも3クラス取り組んでいます。振り返りジャーナルの本も買って勉強している先生もいます。(よかったらぜひ!) 初任からやってくれている先生もいるし、ずっと続けいる先生もいます。みんな実行力があるなぁと思います。 教務主任の先生には「できたら、学校全体で取り組んでみたいね。」って言われました。 書く力に注目してくださっていますが、振り返りの大切さにも触れながら皆さんに取り組んでもらえたらと思っています。 でも、やれと言われてジャーナルに取り組むのも何となく違和感があり。自己選択する大切さを忘れないようにしたいです。そのためにも、良さを感じる発信をしていきたいと思います。 ちなみに、私のジャーナルは学級通信。学級での出来事を振り返っています。学級通信についてはまた後日書きたいと思います。 f:id:akika-ainoarukurasu:20170923070531j:plain