理念の共有

ある方から質問を受けた事に答えていたら、いろいろ考えたので、投稿します。

私は個人的に、先生方もチャレンジバイチョイスが大切だと思っているから、自分が考えるクラス像をそれぞれが自分のチャレンジですればいいと思っている。だから、チャレンジバイチョイスの考えを先生方が尊重できる環境はとても大切。

だから、あの先生がやっている事はダメとか若いのにその方法はダメとか言わずに、「その方法で本当に子供たちが成長するか考えてみて。」と言って責任をもって実践できるようにお互いが関わり合えればいいかなと思っていて。

信頼ベースもPAも一つの方法だとも考えられる。(私にとっつは方法ではなく考え方だけど。)他にもいろいろな方法があって、それぞれが自分のやり方を実践している。

だから学校がフルバリューでチャレンジバイチョイスできる環境であることが1番大切。

もちろん、クラスは担任によってかわるけど、本当は子供たちの本質は変わらなくて、いろいろな先生のカラーに触れるのが理想かなぁと。これは本当に理想だけど。

そのためには理念とか考え方を話し合い、共有するのはとても大事。「チャレンジバイチョイスなんてダメだよ。みんなで揃えないと。」と思っている人もいる。だからこそ、しっかりと対話したい。

意外と「なんだ、向かう場所は一緒だ。」なんてこともあるから。(その共有のためにホワイトボードミーティング®︎は絶好のツールだと思う。余談。)

先生方も自己選択自己決定できる環境ができたら、素晴らしい学校になる。でもそこには責任がある。始めにも言ったように、その責任についてお互いが考えられる関係を大切にしていきたいなぁと思う。

伝えたいこと

プロジェクトアドベンチャージャパンの「クラスの力Summer Camp」に参加しました。 PAの理念を繰り返し学ぶことで、自分の中に溶け込ませたいと思って参加しました。 私は何度も何度も繰り返し学び、自分の中で「分かった!」と思うと突き進めるタイプ。その代わり「?」と思うと、とことん追求したくなる癖があります。 信頼ベースも同じ。何度も何度もせいこ先生の講座を受けて、自分の中に溶け込んだら、突き進みます。そうすると、ぶれることがなく子供たちの前に立てる。 今回、このCampで実践発表をやらせていただきました。一番伝えたかったのは、PAも信頼ベースも何でも「手法」ではなくベースになる考え方を大切にすること。方法はやっぱり方法であって、その中にある考えがしっかりと自分の中にあれば、子供たちの前でぶれることはないと思っていて。 信頼ベースでも、もちろんホワイトボードを使うのは大切ですが、ホワイトボードがないとできないかというと、そうではなくて、子供たちをどう見て、何を大切にしているかということが一番重要なのだと思います。私は自分が大切にしたいものを実現するために、信頼ベースやPAがいい!と思って実践しているということかな…。 だから、PAだからといってアクティビティをたくさんやるわけではないけど、(やれないこともあるけど)日常の中にチャレンジバイチョイスの考えがあること、フルバリューを大切にしていること、安心・安全を大切にしていることで、自然と体験学習のサイクルに繋がるということを伝えたかった。 この考えが正しいかどうかは分からないけど、私はそれを大切にしていきたいと思っている。 このCampを通して、たくさんの人の考えにふれ、新たに学んだり温められたりしてまた自分の思考が深まったのを感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。 対話って大切。学校でもたくさん対話して共有して深めていきたいなぁと強く感じた3日間でした。 f:id:akika-ainoarukurasu:20170813071948j:plain

夏休み

1学期が終わり、夏休みになりました。 私は毎年、クラスの子供たちに残暑お見舞いの葉書を出しています。 残暑お見舞いのはずですが、「握手会のお知らせ」として出しています。 夏休みのプール最終日の受け付けの時間に、4色のマスクを被った◯◯レンジャーがやってきて、子供たちと握手をします。 これはいつも学年の先生や同じ低学年や高学年の先生方に頼んでやっています。 今年は専科の先生にお願いして、撮影をしました。

もうすぐ学校だー!って憂鬱にならずに、学校へ来るきっかけになればと思っています。ちなみに私は「よっしーレッド」です。

 

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レポート

1学期も終わろうとしています。5年生はなかなか時間の融通がきかず、いろいろと大変でした。

そんな中で取り組んだレポート。本来は古田直之先生から教えていただいた「学びのカリキュラムマネジメント」で取り組みたいと思って始めたのですが、なかなかそこまでいかず、学習のまとめになってしまっています。2学期はカリキュラムマネジメントになるようチャレンジしてみたいです。

でも、このレポートがなかなかすごい!子供たちがどんどんできるようになり、読んでいて面白いです。算数と理科は全単元で取り組みました。

体育のレポートでは、陸上運動や水泳などの学習して気付いたことや工夫したことをまとめています。通知表の時にはこのレポートが評価の1つになっています。体育のレポートはゲーム領域でも作戦をまとめたり、技能面の工夫を書いたり、なかなかおすすめです。 子供たちは絵や図、言葉を使って自由にまとめています。意外に子供たちは燃えていて、力作が多いです。

いい評価のレポートを子供たちが見合って刺激を受け、どんどん進化しています。

子供たちの力ってすごいなぁ〜と心から思います。

レポートを見せたいですが、がまんがまん。

子供たちの意欲って

理科の「魚のたんじょう」で、メダカを飼います。前回5年生を担任した時に、ペットボトル水槽で育てたら、たくさん卵が産まれたので、今回もチャレンジ!

4人で一つの水槽を作って、メダカを入れました。

この時間はメダカのオスとメスを見分けようが目標だったので、たくさんの小さなプラカップに1匹ずつメダカを入れ、その中からオスとメスを見分けて1匹ずつ水槽に入れました。 たくさんのカップをじーっと見つめながらオスとメスを見分ける子供たちの姿がとても微笑ましく、思わず写真をたくさん撮りました。 「これは絶対オスだ!」と、班のみんなで確認している姿や、「名前をつけていいですか?」と言ってあれこれ名前を考えている姿が本当に素敵でした。 自分たちで作った水槽で自分たちが選んだメダカを育てる。この日の振り返りジャーナルには、メダカを育てる意欲がたくさん感じられました。 私が何も言わなくても、自分たちで自然とあれこれやり出します。 無事に卵は産まれるか、子メダカは育つか、楽しみです。 f:id:akika-ainoarukurasu:20170618181942j:plain f:id:akika-ainoarukurasu:20170618182019j:plain

愛のある学校

NHK発達障害のシリーズを見て、いろいろと考えました。あのシリーズは本当に良かったです。NHKforスクールみたいにホームページで見られるようになるといいなぁ。 特別支援学級の担任だった頃には、たくさんの本を読んだり、研修会に行ったりしましたが、どんな困り感があるのかを本人から聞いたり、どんな感じなのかを聞いたりしたことはなく、ここ何年かで本やテレビなどで知りました。これは理解するうえで、すごく大切なことだと思います。NHKの番組では、当事者の声を大切にしていました。とても分かりやすかったです。 ただ、視聴者がどう受け止めてどう考えたのか、そこが一番大切です。だから教育現場で話せる機会があればいいなと思いました。 学校は「みんなと同じでなければならない」という考えが強く、一人一人を大切にしようと言いながら、「みんなのために」「みんなのことを考えて」と、言って、違うことをする子を非難し、心を冷ましてしまうことが多くあります。大切なのは、なぜそうするのかということを、周りの人が考えることだと思うのです。教師の中にも、発達障害についての理解が薄く、子供たちを追い詰めてしまう人もいます。もちろん、私も「あぁ、声のかけかたを間違えたなぁ。」と反省することがあります。でも、理解(アセスメント)したいという気持ちはいつも大切にしようと心にとめています。だから、どう伝えるのが一番いいのか、どう支援していけば、学校で生活しやすいのか、考えて実行します。 音読が苦手な子に、どんな感じに見えるのかを聞いたら、「チカチカして字が消えたりまた出たりする。」と言われました。白と黒のコントラストが辛いのかもしれないと思い、薄いピンクのシートを被せて読んだら「読みやすい!」と言って、それから使っていました。音読が苦手なのは、みんな授業で聞いていたからよくわかっています。だから、「読みやすくなるんだよ。」と話しておきます。「本当だ!」と、シートを欲しがる子もいて、その子にも渡したり。そうやっていろいろな工夫でクリアしていけばいいと私は思います。 どうしても、すぐに忘れてしまう子にはどうすればいいのか、すぐにイライラする子にはどうすればいいのか。考えていくことが大切なのだと思います。 学校は同じことをする場所ではない。自己選択する場所であること。でもそれは自分勝手とは違い、責任がある。それが出来れば、クラスの中で共に学ぶことが楽しくなる。自分は自分でいいと認めてもらうことができたら、他者との繋がりも自然とできてくる。心が温まれば、人は成長する。 そんなことを子供たちや先生たちに伝えながら「愛のある学校」を目指します。

学級通信

今教えている子供たちの中に私が以前兄弟、姉妹を担任した子が多くいます。この学校に勤務して7年、だいぶ増えました。

その子供たちがよく「お兄ちゃん(お姉ちゃん)が太陽の子を今でもとってあるよ。」というのを聞いてちょっと嬉しくなります。学級通信のタイトルは、いつも「太陽の子」です。初任の時から一度も変えていません。だいたい毎日出すこの通信は、私の振り返りジャーナルみたいなものです。昨年はパソコンで打ちましたが、基本的に手書きで出しています。B5なので短いです。たまに漫画みたいなものも書きます。 気を付けていることは ①子供たちのいいところを具体的に書く ②漫画でその時のエピソードを表現する ③子供たちの様子を写真に撮って全員が載るように通信に入れる ④たくさん書かずにパッと読める量にする ⑤たまに(結構頻繁に?)自分の考えを載せる 「太陽の子」という題字は、子供たちに書いてもらい、1人ずつ載せています。結構いいですよ。 職員の中にも読み続けてくれている人が多くいます。放課後、希望者に配布しています。読んでくれる人がいる。だから書き続けられる。感謝です。

これからも、通信を書き続けていこうと改めて思いました。