レポート

1学期も終わろうとしています。5年生はなかなか時間の融通がきかず、いろいろと大変でした。

そんな中で取り組んだレポート。本来は古田直之先生から教えていただいた「学びのカリキュラムマネジメント」で取り組みたいと思って始めたのですが、なかなかそこまでいかず、学習のまとめになってしまっています。2学期はカリキュラムマネジメントになるようチャレンジしてみたいです。

でも、このレポートがなかなかすごい!子供たちがどんどんできるようになり、読んでいて面白いです。算数と理科は全単元で取り組みました。

体育のレポートでは、陸上運動や水泳などの学習して気付いたことや工夫したことをまとめています。通知表の時にはこのレポートが評価の1つになっています。体育のレポートはゲーム領域でも作戦をまとめたり、技能面の工夫を書いたり、なかなかおすすめです。 子供たちは絵や図、言葉を使って自由にまとめています。意外に子供たちは燃えていて、力作が多いです。

いい評価のレポートを子供たちが見合って刺激を受け、どんどん進化しています。

子供たちの力ってすごいなぁ〜と心から思います。

レポートを見せたいですが、がまんがまん。

子供たちの意欲って

理科の「魚のたんじょう」で、メダカを飼います。前回5年生を担任した時に、ペットボトル水槽で育てたら、たくさん卵が産まれたので、今回もチャレンジ!

4人で一つの水槽を作って、メダカを入れました。

この時間はメダカのオスとメスを見分けようが目標だったので、たくさんの小さなプラカップに1匹ずつメダカを入れ、その中からオスとメスを見分けて1匹ずつ水槽に入れました。 たくさんのカップをじーっと見つめながらオスとメスを見分ける子供たちの姿がとても微笑ましく、思わず写真をたくさん撮りました。 「これは絶対オスだ!」と、班のみんなで確認している姿や、「名前をつけていいですか?」と言ってあれこれ名前を考えている姿が本当に素敵でした。 自分たちで作った水槽で自分たちが選んだメダカを育てる。この日の振り返りジャーナルには、メダカを育てる意欲がたくさん感じられました。 私が何も言わなくても、自分たちで自然とあれこれやり出します。 無事に卵は産まれるか、子メダカは育つか、楽しみです。 f:id:akika-ainoarukurasu:20170618181942j:plain f:id:akika-ainoarukurasu:20170618182019j:plain

愛のある学校

NHK発達障害のシリーズを見て、いろいろと考えました。あのシリーズは本当に良かったです。NHKforスクールみたいにホームページで見られるようになるといいなぁ。 特別支援学級の担任だった頃には、たくさんの本を読んだり、研修会に行ったりしましたが、どんな困り感があるのかを本人から聞いたり、どんな感じなのかを聞いたりしたことはなく、ここ何年かで本やテレビなどで知りました。これは理解するうえで、すごく大切なことだと思います。NHKの番組では、当事者の声を大切にしていました。とても分かりやすかったです。 ただ、視聴者がどう受け止めてどう考えたのか、そこが一番大切です。だから教育現場で話せる機会があればいいなと思いました。 学校は「みんなと同じでなければならない」という考えが強く、一人一人を大切にしようと言いながら、「みんなのために」「みんなのことを考えて」と、言って、違うことをする子を非難し、心を冷ましてしまうことが多くあります。大切なのは、なぜそうするのかということを、周りの人が考えることだと思うのです。教師の中にも、発達障害についての理解が薄く、子供たちを追い詰めてしまう人もいます。もちろん、私も「あぁ、声のかけかたを間違えたなぁ。」と反省することがあります。でも、理解(アセスメント)したいという気持ちはいつも大切にしようと心にとめています。だから、どう伝えるのが一番いいのか、どう支援していけば、学校で生活しやすいのか、考えて実行します。 音読が苦手な子に、どんな感じに見えるのかを聞いたら、「チカチカして字が消えたりまた出たりする。」と言われました。白と黒のコントラストが辛いのかもしれないと思い、薄いピンクのシートを被せて読んだら「読みやすい!」と言って、それから使っていました。音読が苦手なのは、みんな授業で聞いていたからよくわかっています。だから、「読みやすくなるんだよ。」と話しておきます。「本当だ!」と、シートを欲しがる子もいて、その子にも渡したり。そうやっていろいろな工夫でクリアしていけばいいと私は思います。 どうしても、すぐに忘れてしまう子にはどうすればいいのか、すぐにイライラする子にはどうすればいいのか。考えていくことが大切なのだと思います。 学校は同じことをする場所ではない。自己選択する場所であること。でもそれは自分勝手とは違い、責任がある。それが出来れば、クラスの中で共に学ぶことが楽しくなる。自分は自分でいいと認めてもらうことができたら、他者との繋がりも自然とできてくる。心が温まれば、人は成長する。 そんなことを子供たちや先生たちに伝えながら「愛のある学校」を目指します。

学級通信

今教えている子供たちの中に私が以前兄弟、姉妹を担任した子が多くいます。この学校に勤務して7年、だいぶ増えました。

その子供たちがよく「お兄ちゃん(お姉ちゃん)が太陽の子を今でもとってあるよ。」というのを聞いてちょっと嬉しくなります。学級通信のタイトルは、いつも「太陽の子」です。初任の時から一度も変えていません。だいたい毎日出すこの通信は、私の振り返りジャーナルみたいなものです。昨年はパソコンで打ちましたが、基本的に手書きで出しています。B5なので短いです。たまに漫画みたいなものも書きます。 気を付けていることは ①子供たちのいいところを具体的に書く ②漫画でその時のエピソードを表現する ③子供たちの様子を写真に撮って全員が載るように通信に入れる ④たくさん書かずにパッと読める量にする ⑤たまに(結構頻繁に?)自分の考えを載せる 「太陽の子」という題字は、子供たちに書いてもらい、1人ずつ載せています。結構いいですよ。 職員の中にも読み続けてくれている人が多くいます。放課後、希望者に配布しています。読んでくれる人がいる。だから書き続けられる。感謝です。

これからも、通信を書き続けていこうと改めて思いました。

運動会の振り返り

運動会の振り返りをホワイトボードミーティングで行いました。

今までペアトークに少しずつ取り組んできて、だんだん自然と話せる雰囲気になってきました。男女関係なく笑顔で話している姿にホワイトボードミーティングの威力を感じます。 今回のゴールは作文におこすこと。構成を考えたり、書き出しを工夫したりしながら、ホワイトボードに書いた内容を作文用紙に書き写していきました。 エピソードが書いてあり、なかなかドラマのある作文になりました。 これからどんどん進化して行きそうな予感がします。 子供たちの力はすごい! f:id:akika-ainoarukurasu:20170603134215j:plain

高学年

高学年では算数は習熟度別で、英語と理科は支援員さんがいる、校務軽減で社会は講師の先生、図工と音楽は専科です。なので、自分の授業が国語と道徳、体育、家庭科、総合、学活だけになりました。

なかなか時間割が難しく、1日のうちで私の授業がない日や1時間だけの日もあります。ちょっと寂しい。

そんな中でも、隙間の時間を見付けては読み聞かせや会社活動をしています。朝のサークルではペアトークを繰り返してきました。子供たちの吸収力はすごい!だんだん力を発揮してきています。昨年は低学年の良さを感じた一年でしたが、高学年の良さを感じている今日この頃です。 以前も書きましたが、今年度は安心・安全が第一のテーマ。だいぶ誰でも安心して話せるような雰囲気になってきました。ここから次のステップに行こうと思います。

みんなの学校

先日「みんなの学校」という大阪の青空小学校のドキュメンタリー映画で、その時に校長をしていらした木村先生の講演会を聞きに行きました。 以前特別支援学級の担任をしていた私には、いろいろ考えさせられるお話でした。 みんなが通常学級で学んでいる学校です。誰もがこんな風にお互いを尊重できたら安心です。そんな学校をつくりたいなぁと最近思うようになりました。 今までは、通常学級で辛いなら、特別支援学級で学ぶという選択ができる、その子に合った学びができる、将来を見据えて学ぶことができると思っていました。でも、辛くさせているのは私達なのかもしれない。誰もが安心できる環境をつくれたら、みんなが楽しんで学べるのかなぁと。できないことを隠さずに、助け合い、共に伸びていく。そのために地域の人や保護者を巻き込んでたくさんのチャレンジができたら実現するのかも。 私が思っている「安心・安全」な学級と考え方は同じ。誰もがみんな安心していられるということは、その子のありのままを受け入れるということ。それぞれのチャレンジは違うから、みんなが同じ進度や同じ量をやる必要はなく、子供たちが責任をもって選べるようにファシリテートできたらと思います。 信頼ベースの学級、学校です。