しあわせ脳
土曜日に、市の「教育のつどい」で黒川伊保子さんの「しあわせ脳に育てよう」という講演を聞きました。その講演で天才は「心の力」の持ち主で脳内ホルモンが分泌されているという話でした。そのホルモンが分泌されると「好奇心・意欲・感動・集中力」が高まるというのです。そのホルモンを分泌するためには毎日チャンスがあり、それは生活習慣が大切だというのです。
そしてその生活習慣が「早寝・早起き・朝ごはん・適度な運動」です。
これが「脳育ての黄金ルール」だそうです。このルールは学校でも呼びかけているごく当たり前のルールですが、いかに良質な睡眠が大事か、早起きが大事なのか、朝ご飯はどんなものがいいのかなど、詳しく聞くことで、新たな発見がたくさんありました。
メモ
①PM10:00~AM2:00に脳がしっかり寝ていると、成長する。そのために夜9時以降にはスマホやゲームはしない。寝るときは電気を消して暗くする。(豆電球もよくない。)
②寝る前に甘いものを飲むのは脳が目覚めてしまうので眠れなくなるのでNG。
③何時に起きるのかを思ってから寝るといい。(脳がそれに合わせていい睡眠をプログラムする。)
④早起きは朝6時前に起きるのが良い。その後に軽く運動するといい。
⑤朝ご飯は甘いものはNG。卵やみそ汁、納豆、スープなどから食べるとよい。
などでした。当たり前のようですが、生活習慣をもう一度見直すいい機会になりました。特に、朝の光が当たると分泌される「セロトニン」は達成感や意欲につながる「幸福ホルモン」だそうです。早速我が家の子供たちにも話し、即実行。家族でチャレンジしようと思います。
勉強するよりも、いい睡眠をとること。それが意欲や好奇心、達成感を味わえる脳に育つ秘訣です。
「天才とは勝手に努力をしてしまう。」という言葉が印象に残りました。私が大切にしたい「意欲や好奇心が学力を伸ばす」ということに、生活習慣(脳内ホルモンの分泌)が大きく関わっていて、それは教師がどうすることもできない、家庭での力なのだとわかりました、だからこそ、学校と家庭が協力してしっかり考えていくことが、子供たちを伸ばす一番大切なことなのだと思いました。いい生活習慣といい授業、それがそろった時に子供たちの可能性がたくさん広がるのかと思うと、ワクワクします。みなさんもぜひ、やってみてください。
「天才とは、蝶を追っているうちに いつのまにか山頂へ登っている。」(ジョン・スタインベック)
インプットとアウトプット
SUTUDY HACKERというサイトに、これからの教育は、アウトプットが大切であるという記事が載っていました。教育全体が「知識を蓄える学び」から「知識を生かす学び」にシフトしつつあるというものです。そして、そのためには「良質なアウトプット」が大切であり、トレーニングすることでできるようになります。
私が今、取り組んでいることの一つに、学んだことをレポートにまとめるという実践があります。以前講座を受けた「学びのカリキュラム マネジメント」(みゆき会)の実践です。まだまだ試行錯誤しながらですが、子供たちの力が付くという実感を少しづつ感じています。これからも地道に実践したいと思っていることです。この実践が、まさに良質なアウトプットだと思いました。
記事の中で練習方法(トレーニング)は3つ挙げられています。
一つ目は「習ったことを自分の言葉で表現する」です。
①学習したことを自分で同じように説明する。
②得た知識を自分なりの言葉で表現する。
分かったかどうかは、説明してみることで分かります。本当に理解していないとできないことです。これは、信頼ベースの取り組みでも、「わかって50点、人に説明できて100点」と言っていますが、同じことです。
二つ目は「複数のアイデアを組み合わせる」です。
①過去に学んだことや自分の経験を踏まえて2つ以上の例を挙げて説明する。
②複数の具体例を持ち出すことでより具体的で説得力が増す。
特に自分の企画を人を説得するのに大切なことですね。
三つ目は「仮説から検証」です。
①仮説を立て、それを証明する手段を考え、実行する。
②試行錯誤することで、新たな発見につながる。
よく考えると、研究も論文もみなこの過程で行われています。
最近、これからの教育についていろいろと考えます。どんな取り組みがいいのか、どういう力を付けていくのか、ここでは話しませんが、まずは自分の目の前にいる子供たちに実践し、その良さを肌で実感したら、多くの人に伝えていきたいと思います。(もう広めている実践もありますが・・・。)
これからも、アウトプットを意識した授業をしていきたいと思います。
いよいよ三学期
明けましておめでとうございます
年賀状
読み聞かせした本を載せると言いましたが…。
今回は年賀状について書きたいと思います。
私は近年、年賀状をクラスの子供たちに出す時に、番号を書いて出します。ラッキーナンバーとして1人1人違う番号が
書いてあり、冬休み明けに新春恒例の大抽選会をします。 くじを引いて、大吉は宿題お休みできる券又は好きな給食一品増やせる券、中吉は宿題1つ減らせる券、というように、おみくじ券を渡しています。使えるのは一回だけ。1月の間に使えます。 始業式の後は抽選会やベアトーク、書き初めです。楽しいゲームをしたいのですが、書き初めがあるので、2日目に。学校が楽しみになるといいなぁと思います。読み聞かせと読書
信頼ベースを始めてから、読み聞かせをたくさんしています。週に2〜3回は読み聞かせ。いろいろな絵本を読みました。子供たちは読み聞かせが大好き!私も読み聞かせをするのが大好きになりました。
1年前にイエナプラン教育の研修会に参加した時に、運動(体育?)した後、子供たちが静かに読書をしているのを知り、これは真似したい!と即実行。 時間割の5時間目全てを国語にし(2年生の特権!)休み時間に外で遊んだら、5時間目の始めの10分〜15分を読書タイムにしました。毎日子供たちは昼休みが終わると本を選び、チャイムが鳴ると黙々と読み始めます。もちろん、自分の好きな場所で。(教室の中ですが。)この静かな時間が心地よくて、みんな大好きです。この取り組みをしてから、子供たちは読書が大好きになりました。(たまに読書タイムがとれないと、え〜!とブーイングが出ます。) 図書館から毎月100冊ずつ借りて教室に置き、私も絵本をだんだん増やしていき、毎週の図書の時間に2冊ずつ借り…。本を読む機会が増えると自然と読むようになります。今は絵本よりも本を読んでいる子も増えています。 これからも本の世界を楽しむ仕掛けをつくっていきたいと思います。 次回は読み聞かせして人気だった本について書きたいと思います。
2学期最後の1日
冬休みに入りました。2学期終わりにクラスで振り返り。今回は2学期に書いたビーイングを見ながら振り返り、最後に「しるらないカード」を使って1人ひと言。あぁ、いろいろ感じたりな考えたりしているんだなぁと思いました。「しるらないカード」を使うと考えを伝えやすいのかもしれません。おすすめです!
冬休みの宿題を配り、大掃除をして、いよいよ通知表。「通知表を渡している間に、2学期どうでしたか?をペアトークして、終わったらジャーナルに書いてね。」と言って廊下へ。その間はお任せしていましたが、ちゃんとペアトークして、黙々とジャーナルに書いていました。2学期最後のジャーナルは、みんなビッシリ!2ページ書いた子もいます。2年生の成長をまた感じました。
最後は絵本の読み聞かせをして「よいお年を!」で1人1人とハイタッチしてさようなら。
いい1日で最後を締めくくりました。
読み聞かせした絵本。職場の後輩に教えてもらって読みました。面白い本です!